ナゴヤ展覧会日記、たまに遠征

展覧会の健忘録です。名古屋近郊メイン、たまに遠征します。

植田明志 10周年記念展『DECAGON』 (Sipka シプカ )2023/10/20〜11/12

10/20から名古屋で始まった、造形作家の植田明志さんの10周年記念展に行ってきました。

会場は、大須にある「Sipka シプカ」さんというアクセサリーや不思議な作品をたくさん扱っているお店です。

 

どんな作家さんかというと…

ほっぺたが可愛い

可愛い!だけではなく幻想的で、ちょっと毒も含んだような不思議な立体作品を産み出しています。独特な世界観があって、お伽話のような子どもの見る夢のような、何とも言えない世界観なのです。作品ごとにストーリーがあります。

もちもちしてそう。

デフォルメされていそうでリアルな感じ。顔は赤ちゃんで可愛いのに、体のしわの部分などは本物っぽい。可愛いと思って近づくと、怖い部分もあります。

もう、これなんてわけがわからなくて凄すぎる。おじいさんスーツを着た双子らしいです。夢に出てきそう…もちもちの赤ちゃんとお爺さんのカサカサ感の表現の差が凄すぎます。何でこんなことが思いつくのでしょうか…。

この浮遊感も何とも言えません。水の中なのか宇宙空間なのか…おそらくそのどちらでもないんだろうなぁ。涙を拭いてあげたい。可哀想可愛い。可哀想で可愛いものからしか得られない何かってありますよね。

植物の表現など、人物以外も素敵です。もふもふで可愛いと思ったら、小さい顔が出てるし、足の爪がけっこう鋭い(笑)

 

植田明志さんは、日本だけではなくグローバルに活躍をされています。三重県出身なのですが、同郷の方が活躍しているのは嬉しいですね。いや、植田さんが活躍しているからと言って三重県民全体のイメージアップになるわけではないのですが…。

 

作品は販売されているのですが、東京で先に展示をしていたのでほとんどソールドしていました。ワンオフなのでそう簡単に手が出るお値段ではないのですが、それがほぼ売れてしまうとは…。この後、大阪で展示もあるそうです。

一般人にも手に取りやすいグッズもたくさん販売されていました。

ソフビ(8000円)は、作家さんが彩色されているので微妙に色合いが違うそうです。作家さんが塗っているのなら8000円は安いのでは!?同行した友達も買ったので、一緒に写真を撮りました。蓄光塗料で塗られているので暗いところでぼんやり光ります。作品集やピンバッチも販売されていました。

美術館やギャラリーでグッズを買うのを控えようと何回も思っているのですが、見てしまうと買いますね。1点ものの作品も富豪になったら買いたいですねぇ…

 

今回の展示会をされている大須のシプカさんは、開いている時間帯などがまちまちなので調べてから行かれることをお勧めします。ちょっと入りにくい雰囲気なのですが、店長さんは親切で色々と作家さんのことを教えてくださいますので、勇気を持ってお店に入ってみてください!

 

シプカさんのX(Twitter)

https://x.com/kotoritaichou/status/1680177096096886784?s=20

 

絵や写真も好きですが、やっぱり彫刻や造形もいいなぁと感じた一日でした。